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放射線科

診療内容

令和6年度は放射線科医4人体制(診断専門医2名、専攻医2名)です。

日常業務はCT,・MRIの読影を主とし、一部の単純X線写真の読影や超音波検査、IVR(主にHCCや出血などの経カテーテル的治療や膿瘍へのCTガイド下穿刺など)を中心に活動しています。

単純X線写真読影

胸部単純X線、腹部単純X線などの単純X線写真を読影しています。主治医とダブルチェックの意味で重要な業務です。

CT

令和4年5月から新しいCT装置 Revolution Apex 256列(GE ヘルスケア・ジャパン)が稼働しています。

令和6年度のCT件数は10359件で微増ですが1検査に2部位以上が含まれていることが1日に複数件あり、実際は1000件以上は増加していると推察します。

頭部や体幹部のCTを主体に、特殊な血管系(頭部CTA、大動脈CTA, 下肢動脈CTAなど)や心臓CTを中心とした検査が増加しています。造影剤減量や被ばく低減を実現し、患者さんの負担も減らす安全な検査を心がけています。

 

CT検査件数 5年間の推移

CT検査件数 5年間の推移グラフ

MRI

令和6年度の検査件数は3652件で,前年度より軽度増加しています。

日常的に脳卒中や脊椎関連の急患が多く、腹部では胆石/胆嚢炎関連のMRCPの急患も増えています。HCC検索の肝臓EOB造影MRIの需要も多くなってきています。

MRI検査件数 5年間の推移

MRI検査件数 5年間の推移グラフ

血管造影、IVR(画像下治療)

令和6年度の放射線科が主体となって施行した血管造影・IVRは78件で以前より減少していますが昨年より軽度増加しました。肝細胞癌全体の罹患数・死亡数の減少、薬剤療法の進化で肝TACEが減少していますが、当院のTACEの件数はほぼ横ばいです。また体部に発生した膿瘍に対してドレナージを数件施行しています。(CTガイド下ドレナージ)

超音波検査

検査部と協力して実施しています。腹部は検査部が担当し、放射線科医は下肢静脈(外来),頸部などを施行しています。令和6年度は147件施行しました。

施設共同利用(他院紹介のCT、MRIなど)

令和6年度も多くの施設からCT、MRIの検査をご依頼いただきました。引き続き地域の先生方のお役に立てるよう努めてまいります。

その他

院外活動

 院内活動では研修医をはじめ若い医師の教育のため,放射線科主催で「救急画像レビューの会」を月に2回、約30分程度開催しています。明日からの診療に役立つよう努めています。

院外活動として勉強会や学会への参加、発表をしています。

医師紹介

医師紹介

名前 清澤 恵理子(放射線科科長)
出身教室 九州大学医学部放射線科
専門医・認定医

日本医学放射線学会専門医、検診マンモグラフィ読影認定医、IVR専門医

専門分野

画像診断一般、IVR

モットー

安心して受けれる検査と役立つ診断を心がけています

名前 村山 佑里子
出身教室 九州大学医学部放射線科
専門医・認定医

日本医学放射線学会放射線科診断専門医
検診マンモグラフィ読影認定医

専門分野

画像診断一般

モットー

安心して検査を受けていただけるよう努めます

  
名前 古城 友梨枝
出身教室 九州大学医学部放射線科
専門分野

画像診断一般

モットー

安心・安全な医療を心掛けます

  
名前 中村 瞭
出身教室 九州大学医学部放射線科
モットー

画像診断を通じて治療に寄与できるよう努めてまいります。

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