福岡市民病院

血管外科

診療内容

血管外科では、腹部大動脈瘤、急性および慢性動脈閉塞症、下肢静脈瘤、透析用バスキュラーアクセス手術の診療を行っています。

腹部大動脈瘤

腹部大動脈瘤は無症状であっても破裂すれば致命的となる疾患で、破裂の危険性は、瘤径、瘤の形状、瘤の成因、性別などによって異なります。破裂する危険が高い動脈瘤は外科治療の適応となります。外科治療には、カテーテル治療(ステントグラフト留置術)と開腹手術の二つの方法があり、ご高齢の方や体力がない患者さんに対しては体に負担の少ないカテーテル治療を行っています。最近では皮膚切開なしで穿刺のみで行うことが可能となったため入院期間も4-5日に短縮しています。

腹部大動脈瘤に対する人工血管置換術

腹部大動脈瘤に対する人工血管置換術イメージ
左:治療前、右:治療後

腹部大動脈瘤に対するステントグラフ留置術

症例a)治療前イメージ
症例a)左:治療前、右:治療後

症例b)治療前イメージ
症例b)左:治療前、右:治療後

ステントグラフと治療のあと

ステントグラフと治療のあとイメージ
傷跡はなく穿刺痕のみです。

急性および慢性動脈閉塞症

四肢、特に下肢の血行障害です。歩行するとふくらはぎがこわる・だるくなると言った症状に始まり、重症化すると下肢の疼痛・壊疽に至り下肢切断を余儀なくされます。

治療法はカテーテル治療(バルーン血管拡張術・ステント留置術)とバイパス手術があり、病変の部位や患者さんの状態に応じて治療法を選択しています。カテーテル治療の場合には1泊入院で治療が可能なため、早期の社会復帰・職場復帰が可能です。壊疽を伴う重症虚血症例に対しても、できるだけ肢切断を回避して肢を温存する方針で、足関節周囲の直径約1mmの動脈へも積極的にバイパス術を行なっています。難治性潰瘍や糖尿病性壊疽などの開放創の処置には、最新の創傷治癒ツールである各種の閉鎖持続陰圧療法を採用しています。

腸骨動脈閉塞に対するステント留置術

腸骨動脈閉塞に対するステント留置術イメージ

浅大腿動脈閉塞に対する血管拡張術

浅大腿動脈閉塞に対する血管拡張術イメージ

慢性動脈閉塞症に対する自家静脈による足背動脈バイパス術

慢性動脈閉塞症に対する自家静脈による足背動脈バイパス術イメージ

血行再建術による治療効果

血行再建術による治療効果イメージ
左:治療前、右:治療後

VACシステムによる創傷管理

VACシステムによる創傷管理イメージ

下肢静脈瘤

低侵襲なカテーテル治療が主流となっており、現在は下肢静脈瘤血管内塞栓療法を導入することで、当科でも安全な日帰り手術が可能となりました。 正しい知識を持てば恐れる必要のない疾患ですので、不安を感じている方は気軽にご相談下さい。

透析用バスキュラーアクセス手術

新規シャント造設(自家血管・人工血管)からシャント閉塞、シャント感染に対する修復術、カテーテル治療など、年間1000例近い手術を、エコーガイド下腕神経叢ブロック麻酔(無痛手術)を活用して行っています。また、静脈高血圧症(中心静脈閉塞症)に対する血管内治療は福岡県内でも有数の実績があり、県外からの患者さんの紹介も少なくありません。

人工血管内シャント感染

人工血管内シャント感染イメージ

シャント瘤

シャント瘤イメージ

人工血管内シャント作製術

人工血管内シャント作製術イメージ

中心静脈閉塞症の治療例

左腕頭静脈閉塞症
左腕頭静脈閉塞症イメージ

腕頭静脈再開通後
腕頭静脈再開通後イメージ

左上肢の著明な浮腫
左上肢の著明な浮腫イメージ

左上肢の著明な改善
左上肢の著明な改善イメージ

平成17年(江口赴任時)からの血管外科症例数の推移

平成17年からの血管外科症例数の推移グラフ

診療内容についてのお問い合せ先

福岡市民病院 血管外科
TEL:092-632-1111(代表)

医師紹介

医師紹介

名前 江口 大彦(血管外科科長)
出身教室 九州大学医学部第二外科
専門医・認定医

日本外科学会専門医、日本心臓血管外科学会専門医、
日本血管外科学会血管内治療専門医、
腹部大動脈瘤ステントグラフト指導医、
下肢静脈瘤血管内焼灼術指導医、心臓血管外科関連施設修練指導医、
日本血管外科学会評議員

専門分野

血管外科、腎不全外科

モットー

熟慮果断

名前 川久保 英介
出身教室 九州大学医学部第二外科
専門医・認定医

日本外科学会専門医

専門分野

血管外科

モットー

丁寧な診察、治療を心掛けています

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