肝臓内科(肝臓・胆のう・膵臓)
- 診療内容
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肝臓内科は総勢4名で、日本肝臓学会専門医3名(指導医1名)、日本消化器病学会専門医3名(指導医1名)を擁しており、日本肝臓学会および日本消化器病学会の認定施設となっており、当科は肝臓、胆道、膵臓疾患の専門性を持った診断と治療を行っています。
診療内容は肝機能障害の原因診断・加療、抗肝炎ウイルス療法、肝癌治療、腹水や肝性脳症などの肝不全治療、食 道静脈瘤治療(EVL、EIS)、胆石・胆嚢炎や膵炎治療、閉塞性黄疸の診断と治療(ERCP、PTCD)、経十二指腸乳頭的胆管結石採石術など多岐にわたっており、担当医はこれらの治療手技に精通して総合的な肝臓・胆道・膵臓疾患治療を提供しています。
C型慢性肝炎及びC型肝硬変に対する新たな抗ウイルス療法:福岡市でトップの治療数
C型慢性肝炎及びC型代償性肝硬変に対し平成26年9月よりインターフェロンフリー治療として、ジェノタイプ1型に対しダクルインザ・スンベプラ併用療法が24週投与で始まり、インターフェロンを用いず副作用の少ない経口薬剤で高率にウイルスが排除できるようになりました。
それから10年余り、C型慢性肝炎は最短8週間の入院を要しない内服治療で100%に限りなく近い率でウイルス排除できるようになり、更にC型非代償性肝硬変まで加療できるようになり、C型肝炎は治る時代に突入しました。当院もすでに300症例以上の加療を行いウイルス排除に成功しています。
令和6年度はC型慢性肝炎の治療数は当院が福岡市で最も多く、これもひとえに日頃より患者さんをご紹介いただいている先生方のおかげであり、この場をお借りしまして厚く御礼申し上げます。
C型肝炎は放置すると肝硬変、肝癌へと進展していく可能性が高まりますので、無治療の患者さんがおられましたら是非ご紹介ください。
肝癌治療
肝癌治療は、特に力を入れてきた分野です。平成元年の当院開院当初より1,500例を超える治療経験があり、治療開始から10年・15年を超えて生存されている方も増えています。
肝癌治療には、診療科の垣根を越えた連携が重要であり、外科・放射線科とも協力し毎週合同カンファレンスを行い、ラジオ波凝固療法等の局所凝固療法、経カテーテル的肝動脈化学塞栓療法、腹腔鏡下肝切除術、薬物療法等より最適な治療方法を選択あるいは組み合わせて行っています。
切除不能肝細胞癌で肝予備能が良好なものにおいては薬物療法として平成20年のソラフェニブに始まり、現在ではレンバチニブなど5種類の分子標的薬が適応となっており、さらに令和2年9月に免疫複合療法であるアテゾリズマブ+ベマシズマブ併用療法が令和4年12月、デュルバルマブ単剤療法及びデュルバルマブ+トレメリムマブ併用療法が適応となり、肝癌薬物療法は新たなステージに入っています。当科は先述通り日本肝臓学会専門医3名を擁し、より専門性の高い治療を行っていきます。
ERCP
ERCP施行数
胆膵系疾患の診療にも力を入れており、平成19年は20件以下であったERCP施行数も平成26年以降は120件以上と症例数も大きく増加しています。令和2年度以降コロナ禍の中、内視鏡件数を絞ったにも関わらず、ERCP施行件数は高水準を保っており、令和6年度は216件の過去最高の症例数となりました。ステント挿入や総胆管採石も積極的に行っており、造影検査だけではなく治療・処置も大きく増加しています。ERCP症例はほぼ全例紹介患者さんであり、過去最高の症例数となりましたのも、重ね重ね患者さんをご紹介いただいている先生方のおかげであり、この場をお借りしまして厚く御礼申し上げます。
- 医師紹介
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医師紹介
名前 小柳 年正(診療統括部長、肝・胆・膵センター長) 出身教室 九州大学医学部第三内科 専門医・認定医 日本内科学会指導医・総合内科専門医・認定医、
日本消化器病学会指導医・専門医、日本肝臓学会指導医・専門医、
日本消化器学会九州支部評議員、日本肝臓学会西部会評議員専門分野 肝胆膵
モットー 病気や治療に対する不安を少しでも解消していただけるように、わかりやすい説明を心がけています
名前 吉本 剛志(肝臓内科科長) 出身教室 九州大学医学部第三内科 専門医・認定医 日本内科学会総合内科専門医、日本消化器病学会専門医、日本肝臓学会専門医
専門分野 肝胆膵
モットー 丁寧な診療を心がけます
名前 中村 吏 出身教室 九州大学医学部第三内科 専門医・認定医 日本内科学会認定医、日本内科学会総合内科専門医、日本消化器病学会専門医、日本肝臓学会専門医
専門分野 肝胆膵
モットー 丁寧な診察、分かりやすい説明を心がけます
名前 古賀 勇太 出身教室 九州大学医学部第三内科 専門分野 肝臓内科
モットー 分かりやすい説明を心がけます。