不整脈業務
不整脈業務はペースメーカや植込み式体内心電計、アブレーションなどがあります。特にペースメーカの進歩は著しく、近年では遠隔モニタリングシステムを用いて心房細動や心不全の早期発見、早期介入が可能となりました。当院でもペースメーカが植え込まれた患者様に対し、遠隔モニタリングシステムを利用し心房細動や心不全また様々な不整脈に対して早期介入に務めています。
臨床工学技士の歴史は、1987年5月「臨床工学技士法」により制定され、医学と工学を兼ね備えた職種であり誕生して33年と他の医療資格に比べ歴史の浅い国家資格です。当院では令和2年9月現在で8名の臨床工学技士で多様な業務を遂行しています。
主な業務は透析業務・心臓カテーテル検査業務・不整脈業務・手術室業務・急性血液浄化業務・皮膚再灌流圧測定業務・神経モニタリング業務・EVT業務・医療機器管理業務などに従事しています。臨床工学室業務のいくつかを紹介します。
透析室業務ではRO水処理装置や多人数用透析装置の始業点検から始まり、透析液の濃度測定、回路のプライミングを行います。その他に、穿刺、終了後の止血等を行っています。昨年度より、穿刺困難な症例に対してエコーガイド下での穿刺を試みています。さらに今年度から新たに超音波エコーを用いたシャント管理を行うことを計画し、新たな技術を取得し、より多くの患者様に還元できるよう努めてまいります。
心臓カテ―テル業務は、血管内治療時に使用される血管内超音波エコー装置や光干渉断層画像診断法を用いて、病変の状態や血管径の計測を行っています。
不整脈業務はペースメーカや植込み式体内心電計、アブレーションなどがあります。特にペースメーカの進歩は著しく、近年では遠隔モニタリングシステムを用いて心房細動や心不全の早期発見、早期介入が可能となりました。当院でもペースメーカが植え込まれた患者様に対し、遠隔モニタリングシステムを利用し心房細動や心不全また様々な不整脈に対して早期介入に務めています。
手術室では麻酔器の点検や気腹装置、顕微鏡装置など手術室で使用する機器の点検や、術中の神経モニタリング、ナビゲーションシステムといった装置を用いてより安全に手術が行われるよう務めています。
脳は複雑な形状をしており、いたるところに重要な構造物と機能がちりばめられています。より安全性と確実性をあげるために、ナビゲーションシステムが使用されます。
当院では40機種約700台の医療機器を臨床工学部が管理しています。医療機器管理は、使用後に毎回行う日常点検、測定器を用いて調整や消耗部品交換などを行う定期点検、不具合や故障などに対して行う修理対応の3つに分けられます。また使用後に毎回行う日常点検は毎月のべ800台程度実施しています。今後も院内の機器が安全、安心に使用できるように勤めています。
感染症病棟での業務は感染症患者に対して人工呼吸器や急性血液浄化、血液透析、ECMOなど機器の準備、操作を行っています。また機器や治療に関しての勉強会も開催しています。今後も医師や看護師、多くのメディカルプロフェッショナルと共にチーム医療に貢献できるよう一生懸命努力して参ります。