福岡市民病院

看護師の特定行為研修

看護師の特定行為研修

福岡市民病院の《看護師の特定行為研修》について

看護師の特定行為は、現在21区分38行為が定められています。研修修了者の活動成果が厚生労働省の「医師の働き方改革を進めるためのタスク・シフト/シェアの推進に関する検討会」で報告されるなど、特定行為研修および研修修了者への期待は高まっています。

当院は「栄養及び水分管理に係る薬剤投与関連」1区分・2行為(持続点滴中の高カロリー輸液の投与量の調整/脱水症状に対する輸液による補正)をR2年度から開講しています。

研修方法は、共通区分・区分別科目ともに学習の時間・場所を問わないeラーニングを主に、月1回(1日~4日程度)の集合研修、区分別科目では臨地実習が加わります。臨地実習の約5週間が職場を連続して離れる期間です。

演習・実習では救急科を中心に11診療科に及ぶ医師や特定行為研修およびリーダー研修を修了した看護師がファシリテーターとして参加し、学習効果が高められるよう関係者一同一丸となって受講生を支援します。

研修イメージ
研修実施の特定行為区分

福岡市民病院が研修を実施する特定行為区分

特定行為区分 特定行為
栄養及び水分管理に係る薬剤投与 持続点滴中の高カロリー輸液の投与量の調整
脱水症状に対する輸液による補正
受講について

受講について

募集定員 5名程度
受講資格 次の1から4のいずれの要件も満たしていることが必要となります。
  1. 日本国の看護師免許を有すること
  2. 看護師免許取得後、通年で5年以上の看護実務経験を有すること
  3. 現在も在職中であること。
  4. 所属長または施設長の推薦を有すること
募集期間 例年12月から1月
選考方法 書類選考により行います
受講料金 合計 340,000円
(内訳:入学金1万円、共通科目28万円、区分別科目5万円)
認定看護師は300,000円
  • ※支払については、分割およびクレジットカードに対応できます。
その他
  1. 特定一般教育訓練の指定講座に指定されています。
    研修が修了した場合、受講費の 40 %(上限 20 万)が給付されます)
    給付要件等は、厚労省ホームページをご確認ください。
  2. 受講スケジュール、その他受講に関する相談を承っております。問い合わせフォームよりお問い合わせください。
受講生・講師の声

受講生の声

摂食・嚥下障害認定看護師
山崎 大輔

私は脳卒中に罹患した患者さんが多く入院する病棟で勤務していた事もあり、5年前に摂食嚥下障害看護認定看護師の資格を取得しました。研修後は、患者さんの嚥下障害が改善し、安全に経口摂取ができるようになる事を目標に看護を行っていました。その様な私に、「特定行為研修は仕事の幅が広がると思うよ」と研修講師でもある看護師長さんに声をかけて頂いたことで受講を決心しました。受講開始前は課題があることから仕事や家庭との両立ができるのかと不安でしたが、実際に始まってみると病院からのサポートがあり十分な研修時間が確保されていた事で無事に終了する事ができました。

そして現在はICUで勤務しています。終了後の実感として、研修を終了した事で知識を習得する事はできましたが、実際に臨床で発揮するには更なる知識や経験が必要だと感じています。今後は私自身が学習を継続する事は当然ですが、特定行為研修を終了した看護師が増えてくることもあり、チームとしての取り組みができればと考えています。

講師の声

副看護部長 クリティカル認定看護師
青栁 大輔

私は、令和元年に特定行為2区分・3行為コース(呼吸(長期呼吸療法に係るもの)・栄養及び水分管理に係る薬剤投与関連)を受講しました。研修終了後からは主に、自施設で開催している特定行為研修の講師として活動しています。また、院内の気切患者における気管カニューレ交換を実施し、クリティカル認定看護師としての知識と経験を活かして院内急変や救急看護の実践指導に取り組んでいます。

特定看護師業務は、手順書により特定行為を実践します。そのため特定行為研修では、特に必要とされる実践的な理解力、思考力及び判断力並びに高度かつ専門的な知識及び技能について学ぶことができます。私自身も研修に参加しましたが、勤務を行いながら194時間のe-learningによる個別受講で専門性の高い知識が習得でき、臨床実習を通じて多くの経験ができたと実感しています。特定看護師業務を実施するにあたり、重要なことは医師からの理解と信頼を得えることであり、サポートを受けながら特定行為を実践していくことだと思います。そのためにも医師との関係性や調整が必要であり、特定行為を実践する看護師としての社会的責任と役割を自覚し、患者中心のチーム医療で役割が果たせるように取り組んでいます。

募集要項

募集要項

 

福岡市民病院では、令和5年4月、看護師の特定行為研修の開講に向けて準備をしております。

 

                       特定行為区分は①「栄養及び水分管理に係る薬剤投与関連」(定員:3名)

                    ②「術中麻酔管理領域」(定員:2名)の2コースです。

                共通科目(252時間)は9か月で学べるように設定しております。

 

 

                【開講期間】 令和5年4月中旬から令和6年3月31日予定

                【募集期間】 令和5年3月10日(金)必着。

            ※定員数を大幅に超える応募がある際は、期間前に締切とさせていただきます。

     【申込方法】 以下問い合わせ先まで、郵送または直接お持ちください。

     【受講資格】 看護師免許取得後、通年で5年上の看護実務経験を有し、現在も在職中であること。

                       所属長もしくは施設長の推薦書が必要となります。

                  【受講料金】  ①「栄養及び水分管理に係る薬剤投与関連」

                                           :合計34万円(※認定看護師は30万)

               ②「術中麻酔管理領域」 

                                          :合計49万円(※認定看護師は45万)

  ※機構職員につきましては、受講料一部免除いたしますのでお問い合わせください。

  ※①につきましては、特定一般教育訓練の講座指定の申請をしております。

               (研修が修了した場合、受講費の40%が給付されます)

                【 そ の 他】 申込の際は、受講者募集要項をご確認ください。

                                  1 受講者募集要項 

                                  2 受講申込書(様式1-1号) 

                                  3 履歴書(様式1-2号) 

                                  4 出願理由(様式1-3号) 

                                  5 推薦書(様式1-4号) 

                                  6 履修免除申請書(様式2) 

                    【 問い合わせ先】

                     〒812-0046

                     福岡市博多区吉塚本町13-1

                     経営企画課 青

                     電 話:092-632-1111  (平日:9:00~17:00)

           ※特定行為研修の件とお伝えください。

 

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