看護師の特定行為は、現在21区分38行為が定められています。研修修了者の活動成果が厚生労働省の「医師の働き方改革を進めるためのタスク・シフト/シェアの推進に関する検討会」で報告されるなど、特定行為研修および研修修了者への期待は高まっています。
当院は「栄養及び水分管理に係る薬剤投与関連」1区分・2行為(持続点滴中の高カロリー輸液の投与量の調整/脱水症状に対する輸液による補正)をR2年度から開講しています。
研修方法は、共通区分・区分別科目ともに学習の時間・場所を問わないeラーニングを主に、月1回(1日~4日程度)の集合研修、区分別科目では臨地実習が加わります。臨地実習の約5週間が職場を連続して離れる期間です。
演習・実習では救急科を中心に11診療科に及ぶ医師や特定行為研修およびリーダー研修を修了した看護師がファシリテーターとして参加し、学習効果が高められるよう関係者一同一丸となって受講生を支援します。